【株主優待ニュース】2025年6月9日〜6月13日に発表された新設・変更・廃止の優待情報まとめ！

はじめに

2025年6月9日から6月13日までの1週間分の株主優待に関するニュースをまとめました。

新しく優待を始める、内容を変える、一部廃止する企業がありました。

優待を新設した企業

この期間に、新たに株主優待を導入すると発表した企業はこちらです。

• フィットイージー (212A)：スポーツジムを運営するフィットイージーが優待を新設。毎年10月末に100株以上持つ株主へ、保有株数に応じてQUOカード（1,000円〜1万円分）、会費割引（年間500円〜3,000円/月）、ビジター券（2〜8枚）を贈呈します。👟
  
• ジェイック (7073)：人材紹介サービスのジェイックが優待を新設。毎年7月末と1月末に100株以上持つ株主へ、QUOカード2,000円分を年2回贈呈します。
  
• 明豊エンタープライズ (8928)：不動産会社の明豊エンタープライズがデジタルギフトの優待を新設。1000株以上持つ株主へ、年1万6000円分のデジタルギフトがもらえます。🏠
  
• テクノロジーズ (5248)：システム開発のテクノロジーズが優待を新設（発表は6月5日、追加説明は6月10日）。毎年1月末と7月末に1000株以上を6カ月以上継続保有する株主へ、QUOカードPay2万5000円分を年2回贈呈する、高額な優待です。

新設優待企業一覧

企業名	コード	優待内容	権利確定月	最低保有株数	継続保有条件
フィットイージー	212A	QUOカード、会費割引、ビジター券	10月末	100株	なし
ジェイック	7073	QUOカード2,000円分	7月末、1月末	100株	なし
明豊エンタープライズ	8928	デジタルギフト1万6000円分	未記載	1000株	なし
テクノロジーズ	5248	QUOカードPay2万5000円分	1月末、7月末	1000株	6カ月以上

優待に変更があった企業（拡充・改悪含む）

優待の内容が変わった（良くなった、悪くなった）企業は以下の通りです。

• 進学会ホールディングス (9760)：学習塾の進学会ホールディングスは、QUOカード優待の最低株数を100株から500株に変更しましたが、もらえる金額は500円から1,000円に増えました。📝
  
• デリカフーズホールディングス (3392)：業務用野菜供給のデリカフーズホールディングスは、QUOカードや野菜が選べる優待の必要株数を200株から400株に変更し、さらに6カ月以上の継続保有が必要になりました。優待をもらうハードルが上がった形です。🥬
  
• フジオフード (2752)：飲食店のフジオフードは、オリジナル商品詰合せの内容を入れ替えると発表しました。🍴
  
• ガーデン (274A)：壱角家などを運営するガーデンは優待制度を刷新。毎年2月末と8月末に100株以上を半年以上継続保有する株主へ、壱角家で使えるラーメンまたは油そば1杯無料券（保有期間に応じて1枚または2枚）を年2回贈呈します。🍜
  
• イオン (8267)：大手流通のイオンは、「1株⇒3株」の株式分割に伴い、優待を一部変更しました。分割後も100株で「オーナーズカード」がもらえるため、優待獲得に必要な投資額が3分の1になり、より取得しやすくなります。🛍
  
• ブラス (2424)：結婚式場運営のブラスは、優待品のQUOカードをデジタルギフトに変更すると発表しました。💒
  
• 穴吹興産 (8928)：不動産会社の穴吹興産は、優待品だった「長崎県産牛肩ロースと一夜干しセット」を終了し、新しい商品に差し替えると発表しました。🏠
  
• 三菱マテリアル (5711)：非鉄金属大手の三菱マテリアルは、グループ会社が運営する観光坑道の無料優待制度を廃止すると発表しました。2025年3月末以降の株主が対象です。
  
• 神戸物産 (3038)：業務スーパーを展開する神戸物産は、株主優待を従来の「業務スーパー商品券」から「Gyomucaカード（電子マネー・ポイントカード）」に変更すると発表しました。希望すれば、VISAギフトカードやグループ商品の詰め合わせと引き換えも可能です。🛍
  
• プレミアアンチエイジング (4934)：化粧品開発のプレミアアンチエイジングは、優待を自社製品の贈呈から、自社公式通販サイトで使える4,200ポイント（4,200円相当）の贈呈に変更します。2025年7月末日基準日を対象とする株主優待より適用されます。💄
  
• ニッソウ (1444)：ニッソウは6月12日、株主優待制度「ニッソウ・プレミアム優待倶楽部」の条件を拡充すると発表しました 。2025年7月末日以降、300株以上保有の株主が優待対象となります 。優待ポイントは最大3回まで繰り越し可能ですが、株主番号が変わると失効します 。また、500株以上を1年半以上継続保有（同一株主番号で3回以上名簿記載）すると、より多くのポイントがもらえる長期保有優遇制度もあります 。

優待変更企業一覧

企業名	コード	優待内容の変更点	権利確定月	変更後の最低保有株数/条件	継続保有条件	変更の方向性
進学会ホールディングス	9760	最低株数変更、額面増額	3月末	500株	なし	内容変更
デリカフーズホールディングス	3392	必要株数変更、継続保有条件追加	3月末	400株	6カ月以上	改悪
フジオフード	2752	オリジナル商品詰合せ内容変更	12月末、6月末	100株	なし	内容変更
ガーデン	274A	優待制度刷新（ラーメン無料券）	2月末、8月末	100株	半年以上	拡充
イオン	8267	株式分割に伴う優待条件変更	2月末、8月末	100株（分割後）	なし	拡充
ブラス	2424	QUOカードをデジタルギフトに変更	1月末、7月末	100株	なし	内容変更
穴吹興産	8928	優待品を新商品に差し替え	6月末	100株	なし	内容変更
三菱マテリアル	5711	観光坑道無料優待制度を廃止	3月末	–	–	廃止
神戸物産	3038	商品券を電子マネーに変更（選択肢あり）	10月末	100株	なし	拡充
プレミアアンチエイジング	4934	自社製品をポイントに変更	7月末	100株	なし	内容変更
ニッソウ	1444	優待制度変更（拡充）	1月末、7月末	300株（新条件）	500株以上で1年半以上	拡充

記念優待を発表した企業

企業の特別な節目を記念して、一時的に優待を発表する企業もあります。

• ブラス (2424)ブラスは、上場10周年を記念した特別優待を実施します。2026年1月末に100株以上を半年以上保有する株主へデジタルギフト（保有株数に応じて1,000円〜6,000円分）、同年7月末に200株以上を半年以上保有する株主へ自社ギフト（同2,000円〜1万円分）を通常の優待に代えて贈呈します。

記念優待企業一覧

企業名	コード	優待内容	権利確定月	最低保有株数	継続保有条件	記念内容
ブラス	2424	デジタルギフト、自社ギフト	2026年1月末、7月末	100株（1月末）、200株（7月末）	半年以上	上場10周年

まとめ

この1週間だけでも、株主優待に関する多くの発表がありました。特に、デジタルギフトへの移行は今後もあり得そうですね。

最新の情報は、各企業の公式発表やIR情報でご確認ください。

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